Tポイント投資ができる「ネオモバ(SBIネオモバイル証券)」は、手数料体系が他の証券会社と比べて少し変わっています。
SBIネオモバイル証券は「単元未満株の取引」や「ひとかぶIPO」、「株式の積立投資」といった、投資初心者が初めて株式投資を行うのに適した取引方法がいっぱい用意されています。
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【Tポイント投資】ネオモバ(SBIネオモバイル証券)のメリット・デメリット・評判|単元未満株の積立やIPOもできる!
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まずはSBIネオモバイル証券の取引手数料について、そして単元未満株などの取引方法が可能な他の証券会社との手数料の比較を行ってみました。
目次
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)で株式投資を行う場合の手数料比較
まずはSBIネオモバイル証券で普通に株式投資を行う時の取引手数料について、他の証券会社の手数料体系と比較しながら解説します。
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)の手数料は取引金額に応じた「固定金額(=サービス利用料)」のテーブル制
SBIネオモバイル証券は一般的な証券会社が「売買金額の○%」といった手数料体系なのに対して、月間の約定代金=売買金額の合計に応じた固定金額のテーブル制で「サービス利用料」 が毎月かかる仕組みです。
このサービス利用料制度、投資家は賢く毎月売買する必要があることにお気づきでしょうか?
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)では月間取引金額を固定テーブル制の上限ギリギリまで使うのが手数料(=サービス利用料)的にお得
月間取引金額がテーブルのギリギリの時で比較してみましょう。
- 50万円 → 220円(手数料率:0.044%)
- 51万円 → 1,100円(手数料率:0.216%)
見てお分かりだと思いますが、サービス利用料のテーブル下限が手数料率的には最も割に合いません。
この0.044% ~ 0.216%というのを他の証券会社と比較してみます。
証券会社名 | 手数料率(税抜) | 最低手数料(税抜) |
SBI証券 | 約0.05%/1約定 ※取引金額でテーブル制 |
50円〜/1約定 |
楽天証券 | 約0.05%/1約定 ※取引金額でテーブル制 |
50円〜/1約定 |
マネックス証券 | 約0.1%/1約定 ※取引金額でテーブル制 |
100円〜/1約定 |
GMOクリック証券 | 約0.05%/1約定 ※取引金額でテーブル制 |
90円〜/1約定 |
DMM.com証券 | 約0.02~0.04%/1約定 ※取引金額でテーブル制 |
50円〜/1約定 |
ライブスター証券 | 約0.07%~0.1%/1約定 ※取引金額でテーブル制 |
90円〜/1約定 |
LINE証券 | 日中(9:00~11:20・11:30~12:20・12:30~14:50):0.05% 夜間(17:00~21:00):0.5% |
他の証券会社の手数料も"1回の"売買金額に応じたテーブル制なのですが、SBIネオモバイル証券ほどドラスティックではなく、ざっくり0.05%程度に設定されています。
SBIネオモバイル証券を利用する場合、テーブル制の利用料手数料の上限ギリギリで取引を留めておかないと手数料的に他の証券会社を利用した方がお得になってしまうため、注意が必要です。
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)でTポイント投資を行う場合の手数料比較
日常生活の買い物などで余ったポイントを投資に活用できる「ポイント投資」が、これから投資を始めようと考えている方に人気です。
SBIネオモバイル証券はTポイント投資ができることが強みで、Tポイントのみで投資を行うことも可能です。
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)でTポイント投資をする時もサービス利用料は現金の入金時と同じ
SBIネオモバイル証券のサービス利用料は、原資が銀行からの入金でもTポイントでもどちらでも同じです。
注意点としては先程同様「サービス利用料のテーブルが上がるギリギリまで使う」べきなのですが、他のポイント投資が可能な証券会社と比較してみました。
証券会社名 | 使えるポイント | 手数料率(税抜) | 最低手数料(税抜) |
LINE証券 | LINEポイント | 日中(9:00~11:20・11:30~12:20・12:30~14:50):0.05% 夜間(17:00~21:00):0.5% |
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楽天証券 | 楽天スーパーポイント (期間限定ポイントなどは不可) |
投資信託:信託手数料 国内株式:約0.5 ~ 0.6% |
50円 |
Tポイント以外にポイント投資ができるのは「LINEポイントのLINE証券」と「楽天ポイントの楽天証券」の2つです。
LINE証券はSBIネオモバイル証券と似て単元未満株の購入(※)ができたり、時間外取引ができます。
※LINE証券は取り扱い銘柄が国内大手企業の数百社のみのため、その点はSBIネオモバイル証券の方が勝っています。
楽天証券は通常の取引を現金だけでなく楽天スーパーポイントを購入原資に充てることのできる機能があり、楽天ポイントを貯めている人にとってはかなり便利です。
Tポイントでの投資を行いたい場合は、SBIネオモバイル証券一択になります。
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)で単元未満株(ミニ株)への投資を行う場合の手数料比較
手数料(サービス利用料)を考慮すると、SBIネオモバイル証券の最も賢い利用方法は「単元未満株を月50万まで売買する」ことです。
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SBIネオモバイル証券は1株(単元未満株)で株主優待をもらえる銘柄購入がお得!|取引手数料を安くする売買方法とは
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SBIネオモバイル証券は毎月200円分のTポイントをもらえるため、余っているTポイントの利用や株式投資の積立購入などで月50万以下で売買を行うことで、何とサービス利用料を毎月20円に抑えることができます(もし月50万円ぴったり売買すると、手数料率は驚異の0.004%になります)。
単元未満株(ミニ株)の売買ならSBIネオモバイル証券が最も手数料的に安い
月間50万円の売買金額の範囲内での株式購入であれば大抵の銘柄は購入できますが、一部は単元未満株でなければ超してしまうケースもあります。
例えば、国内大手優良株の任天堂やオリエンタルランドなど、最低購入株数の100株で数百万円してしまうものも...。
SBIネオモバイル証券は、単元未満株の売買で他証券会社と取引手数料を比較すると最も手数料が安いです。
証券会社名 | 手数料率(税抜) | 最低手数料(税抜) |
SBIネオモバイル証券 | 月額制(月間の取引金額合計) | 200円〜(50万円まで) ※毎月200円分のTポイントがもらえる=実質20円 |
LINE証券 | 日中(9:00~11:20・11:30~12:20・12:30~14:50):0.05% 夜間(17:00~21:00):0.5% |
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SBI証券 | 0.5%/1約定 ※取引金額でテーブル制 |
50円〜/1約定 |
マネックス証券 | 0.5%/1約定 ※取引金額でテーブル制 |
48円〜/1約定 |
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)は売買しない月の一時停止手続きもできる
SBIネオモバイル証券ではクレジットカードの登録を行い、口座開設をしていると毎月220円(税込)のサービス利用料が必ずかかります(その代わり、200円分のTポイントが付与され、差し引き20円がかかります)。
20円ならば気にする必要も無いレベルですが、口座の一時停止手続きを行うことでサービス利用料の請求を止めることができます(当然、それに付随するTポイント付与もされません)。
僕はSBIネオモバイル証券については「単元未満株の積立での高配当・優待株投資」「ひとかぶIPOの応募」を月間50万円の範囲内で行っています。
投資初心者の方に特におすすめのSBIネオモバイル証券、気になる方はぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。