株式投資を行なっている方は資産管理サービスの「マイトレード(myTrade)」をお使いの方が多かったのではないでしょうか。
保有株の資産評価額推移を簡単に見れる多くの投資家に愛されたツールでしたが、2020年1月頭をもってサービス終了しました。
最初にお伝えすると、マイトレードの"完全な"代替となるサービスはありません。
ですが、似たようなサービス・アプリを利用することで資産管理を行うことはできます。
僕が今後の資産管理のために、投資家目線で使いやすいと感じた資産管理ツール・家計簿サービス・アプリをランキング形式でまとめます。
「マイトレード(myTrade)」の代わりとなる、おすすめの資産管理・家計簿サービス、アプリ
1. 「マネーフォワード ME」で取引中の証券会社を登録して資産推移を確認(おすすめ)
資産管理・家計簿サービスとして日本最大級のシェアをほこるマネーフォワードが、マイトレードの代替サービスとして最もおすすめです。
理由は
- ほとんど全ての国内金融機関に対応している
- 株式の保有銘柄ごとの評価損益も見れる
という2点が大きいです。
2,500以上の金融機関に対応しており、銀行や証券会社、クレジットカードはもちろん電子マネーやポイント、マイルに仮想通貨取引所まで対応しているため、海外FXや海外仮想通貨取引所を頻繁に使っている場合を除いて大半の人におすすめです。
2つ目以降の方法は 特定の金融機関の口座を持っている & それしか使わない人向けなので万人にはおすすめできません。
家計簿アプリは昔は色々ありましたが、東証に上場しているマネーフォワード1強となっており、セキュリティー的にも安心です。
2. GMOクリック証券の「トレードアイランド」で自動で取引履歴・資産推移を記録(おすすめ)
GMOクリック証券ユーザーのみ利用している方限定になってしまいますが、「トレードアイランド」という自身の資産状況をトラックし、公開・ランキングで見る機能があります。
ご自身でログインすると、総資産の推移や収益額・収益率、(トレードアイランドに参加している人の中での)ランキングが見れます。
これはGMOクリック証券の取引データを元に表示されるので、Twitterなどで資産公開されている方も多いです。
ちなみに、マイトレードには売買のタイミングをチャート上に記録する機能があり、これはGMOクリック証券の取引ツール「レーザートレード」にもあります。
そして、この売買ポイントのチャート表示ができるツールは、国内証券会社でGMOクリック証券の「レーザートレード」のみです。
GMOクリック証券は取引手数料が最安値水準 & CFDや為替FXなど取り扱い商品も多く、取引ツールの「レーザートレード」がMac対応と国内最強の証券会社と言っても過言ではないです。
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株式だけでなく、為替や指数(CFD)など様々な金融商品を取引する方で、資産管理に困っている方はGMOクリック証券に統一することをオススメします。
GMOクリック証券
「GMOクリック証券」はスマホアプリ、パソコンどちらからでも取引ツールが充実・手数料も安く使い勝手の良い証券会社です。
GMOクリック証券のトレードツール「レーザートレード」はWindowsパソコンだけでなくMacでも対応の高機能ブラウザツールです。
株式だけでなく先物やFX, CFDなど様々な商品をこのツールで取引できるので、どんな取引環境の方にもおすすめです。
3. マネックス証券の「MONEX LABS TOOLS」で収益実績や資産推移を管理
マネックス証券はIPOで完全抽選方式を採用している証券会社で、誰でも100株のみの抽選になるため資金力に関係なく当選確率は平等です。
マネックス証券は、IPOへの投資を行っている方は開設しておくべき証券会社です。
そのマネックス証券は口座開設者に無料で、資産推移や収益実績を分かりやすく表示してくれるツール群「MONEX LABS TOOLS」という資産運用ツールを提供しています。
- MONEX VIEW(β版):資産管理(保有資産を商品別に日次・月次グラフで分かりやすく表示してくれる)
- MONEX VISION(β版):資産分析・アドバイス(保有資産を詳細分析し、おすすめの金融商品などを提案してくれる)
- Monex Adviser:ロボアドバイザー(国内ETFの運用を最安値水準の運用コストで行ってくれる)
- 俺の投資力診断:株式取引の収益表示
主に「MONEX VIEW」で全体の資産管理を行い「俺の投資力診断」で取引履歴・収益の確認を細かく行うことができます。
「MONEX VIEW」の資産管理画面は下記です(僕は現在マネックス証券で金融商品を持っていないため表示されませんが、国内株式のみでなく投資信託や米国株などマネックス証券で扱っている資産は全て表示されます)。
「俺の投資力診断」では、下記のような画面で取引情報を見ることができます(引用元:マネックス証券公式サイト)。
ここまで資産管理のツールが充実しているのはマネックス証券だけですので、IPOも含めてマネックス証券に統一するのも資産運用がしやすくなって良いです。
マネックス証券
マネックス証券はネット証券の先駆けとも言える証券会社で、直近では米国株の取引手数料一部無料化もいち早く取り組みました。
IPOの取り扱い数が豊富かつ当選のしやすさが資金力に関係しない「完全抽選方式」を採用しており、僕もIPO申し込みのために口座開設しています。
資産管理や収益分析などのツールも充実しており、国内株・米国株など様々な投資を行う方にオススメの証券会社です。
4. 楽天銀行の「マネーサポート」で証券会社別の資産推移を確認
僕は国内最大手のネットバンクである楽天銀行 を10年弱利用しています。
楽天銀行には資産管理サービス「マネーサポート」を口座開設者には無料で提供しています。
ただし、資産管理のためだけに楽天銀行を開設するくらいであれば、マネーフォワードを使う方が手間も少なく良いと思います。楽天銀行のマネーサポートはあくまでご自身が口座を持っている or 口座を開設予定である場合に使ってみてから判断しましょう。
ちなみに楽天銀行は、ハッピープログラムという会員ステージを上げることでATM手数料・振込手数料無料や楽天スーパーポイントを付与されたりと、特典が色々あるネットバンクでおすすめです。
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当記事を閲覧する方は投資を行なっている方が大半だと思いますが、ネットバンクは持っておくととても便利なので気になる方はレビュー記事をご覧ください。
楽天銀行
ネットバンク最大手の楽天銀行はATM手数料無料制度や、引き出し・振り込みで楽天ポイントが貯まったりと良いことづくし!
金利も0.1%(他銀行の100倍)高くアプリも使いやすいので、僕が10年弱愛用している信頼のおけるネットバンクです。
番外編:「ロボフォリオ」に証券会社を登録して資産状況を確認(※動作不安定な報告も多いので非推奨)
ロボフォリオという、マイトレード同様の株式の保有銘柄の損益の自動取得や適時開示の通知を行ってくれるサービスがあります。
ですが、2020年1月時点では下記のような状況のため、積極的にはおすすめできません。
- 対応している証券会社が少なめ
- 運営会社(株式会社マジカルポケット)がマネーフォワードほどの信頼感が無い=サービスがそこまで有名ではない
- 動作不安定(損益が更新されない・保有銘柄が真っ白になる)が起きている
証券会社のID/パスワードを入力する必要のある資産管理・家計簿サービスは信頼性や安定性が大事です。
その点は業界最大手で上場企業が運営しているマネーフォワードMEが一番おすすめです。
まだ登録していない方は、無料機能でも十分使える(10金融機関登録可能)ので使ってみてはいかがでしょうか。
まとめ:マイトレードの代わりに一番近いサービスは「GMOクリック証券のトレードアイランド」
マネーフォワードMEは対応している証券会社の数は多いですが、個々の証券会社で取引しているデータを全て細かく見ることは難しいです。
その点、GMOクリック証券のトレードアイランドはマイトレードと思想が似ており、自動で取引履歴を収集してランキング形式でも表示してくれるなど、使い勝手は非常に良いです。
GMOクリック証券の取引ツールもWindows, Mac, スマホ全てで使いやすく、この際に全てGMOクリック証券に統一してしまうのも手だとは思います。