米国株といえば、楽天証券・SBI証券・マネックス証券の3つの証券会社が有名です。
僕もこれまで楽天証券を使って取引していましたが、マネックス証券を試してみたところ使い勝手の良さで完全移住しました。
株式投資を10年近く、CFDやFX・仮想通貨も2017年から取引してきた僕が、トレーダー目線でマネックス証券の米国株取引の良いところ・イマイチなところを全て解説します。
マネックス証券で米国株を取引するメリットとは
米国株の取り扱い銘柄数がトップクラス
日本株の売買は東証に上場している銘柄はどの証券会社でも売買可能(なので、証券会社別の違いはツールの使いやすさや手数料など)ですが、米国株は証券会社によって扱っている銘柄数にそもそも差があります。
米国株取引が可能な証券会社別の取扱銘柄数や取引手数料を比較してみました(※2021年2月時点、税込)。
証券会社名 | 取扱銘柄数 (米国株) |
取引手数料 | 為替手数料 (1ドルあたり) |
---|---|---|---|
マネックス証券 | 3.710 | 約定代金の0.495% (0ドル〜最大22米ドル) |
買付時:無料(※) 売却時:25銭 |
楽天証券 | 3,636 | 約定代金の0.495% (0ドル〜最大22米ドル) |
25銭 (買付・売却双方) |
SBI証券 | 4,008 | 約定代金の0.495% (0ドル〜最大22米ドル) |
25銭 (買付・売却双方) |
DMM.com証券 | 1,120 | 無料 | 25銭 (買付・売却双方) |
※キャンペーン中につき、2021年3月まで(継続の可能性もあり)米ドル買付時の為替手数料が無料です!
米国株3大証券会社の残り2つである楽天証券やSBI証券と比べても遜色ない取扱数ですし、全て口座開設済みの僕が取引をしていていつも感じている大きなメリットがあります。
新規銘柄でマネックス証券だけ取り扱っているケースがよくある
SPACを利用した上場や、特殊なETF(直近だと人気急増中のARK)など、楽天証券やSBI証券で扱っていない銘柄もマネックス証券では取引可能なことが多いです。
こういう銘柄はスタートダッシュが大事なため、上場日当日に取引できる可能性の高いマネックス証券を使っているだけで優位性があります。
取引ツール・アプリ「トレードステーション」が使いやすい
アプリでの米国株取引ができる証券会社の中で、マネックス証券のアプリが最も使いやすいです。
米国株口座を開設済みのユーザーであれば無料で利用できる「トレードステーション」を紹介します。
レーダースクリーン(お気に入り機能)で登録した銘柄のリスト作成ができます。
個別銘柄の情報も簡単なものは見れます。
ニュースも英語版はトレードステーションアプリから見ることができます(トレードステーションが米国の会社のため、日本語のニュースはマネックス証券提供の「米国株銘柄スカウター」にて見れます)。
チャート、めっちゃ見やすくないですか?ちなみにポジションを持っていたり注文を出していると、板に表示されますし注文変更もチャート上で行えます。
そして、マネックス証券以外で米国株取引を行っている方には驚きの機能があります。
マネックス証券の米国株取引ツール「トレードステーション」では板注文ができる & 遅延も無し
元々楽天証券を使っており、15分遅延で板情報も見れない地獄のような環境で取引を行っていましたが、トレードステーションは遅延なしかつ板情報がリアルタイムで見れます(↑の画像は時間外取引(PTS)の時間帯のため、15分delayの表示があります)。
これだけでもう他の証券会社に戻ることは無いでしょう。
「トレードステーション」はMacにも対応!動きも軽快な神ツール
株取引を行っていると、Macユーザーは使えるツールが少なくて困る時が多いと思います。
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Macで使える株式投資ツールは楽天証券「MARKETSPEED」かGMOクリック証券「レーザートレード」のみ|GMOは先物・CFD・為替にも対応のパソコン版万能ツール!
続きを見る
日本株取引は楽天証券一択な状況ですが、米国株については楽天証券もMac対応していません。
ですが、何とマネックス証券のトレードステーションはブラウザアプリのため、バッチリMac対応(もちろんWindowsも)しています。
Mac版のツールまで用意されてるとは、ますますマネックス証券から抜けられなくなりました。
米国株の時間外取引(PTS)が唯一できる
マネックス証券が圧倒的に優れているのが、時間外取引(PTS)も板取引がトレードステーションアプリ上でできること。
高決算・良い材料が出た時に時間外で板があれば買うこともできますし、決算がイマイチだったり悪い材料ができた時にいち早く処理できます。
日本株の現物取引をやっている方はもちろん分かると思いますが、PTSで取引できることはそれだけで他の投資家に対して優位性があるので、超大事です。
買い付け手数料無料キャンペーン中!通常手数料も業界最安値水準
米国株の取引手数料は「売買手数料」と「為替手数料」の2つがかかります。
「売買手数料」は日本株や一般的な金融商品の売買時にはだいたいかかる、約定代金に応じて徴収される手数料です。
「為替手数料」は米国株などの外国為替換算の銘柄の売買をするときに掛かる手数料で、円貨決済の場合は売買時に、外貨決済の場合は日本円と米ドルなどの外国為替の交換時にかかります。
大体どこの証券会社も片道(日本円→米ドル)25銭/1米ドルなのですが、マネックス証券ではキャンペーン中のため、買付時の手数料が0円です(2021年1月時点、数ヶ月に一回見直しが入るためお早めに)。
「銭」って何だ?となる方多いと思いますが、1円=100銭ですなので、1米ドルあたり25銭の手数料とは、100万円預けると2500円です。
これが片道取られるか、往復取られるかは大きく違いますよね。
さらに、証券口座開設後の初回入金から20日以内は、取引手数料が最大3万円までキャッシュバックされるキャンペーンもやっています。
米国株取引を始めよう!あるいは、すでに米国株取引を始めていてマネックス証券が気になる...という方、口座開設するなら今ですよ!
マネックス証券の米国株取引のデメリット・注意点とは
「トレードステーション」アプリ上では銘柄詳細情報が少ない & ニュースが全て英語("PC版"「米国株銘柄スカウター」が必須)
最近はスマホアプリから株取引を行う機会がほとんどになり、特に米国株はデイトレードのように頻繁にポジションを変えることもありません。
僕もトレードステーションしか使っていないのですが、楽天証券のiSPEEDアプリと異なりトレードステーション上では銘柄の詳細情報がほとんどありません(時価総額や決算概況、事業内容など簡単にでも見たいですよね)。
また、ニュースも全て英語と米国株の情報収集を行うのには向いていません。
マネックス証券で米国株の情報収集をする場合、PC版のみの米国株銘柄スカウターの利用が必須(無料)となります。
ちなみに、銘柄スカウターは銘柄情報も詳細まで記載されていますし、ニュースも全て日本語訳されていてめちゃくちゃ使いやすいです。
スマホでの取引がほとんどの僕は、情報収集は楽天証券のiSPEEDアプリで、取引はマネックス証券のトレードステーションアプリで行うようにしています。
外貨決済の場合、入金/出金まで1営業日時間がかかる
日本円を今日米ドルに変えて即取引したい!という時にマネックス証券ではできません(SBI証券も同様)。
ですが、楽天証券は16時〜翌6時までリアルタイムで両替ができるため、急ぎの取引をしたい!という場合はマネックス証券は不利です。
※マネックス証券では円貨決済も扱っており、その場合は関係ありません。
ここまで色々書いてきましたが、米国株取引は引き続きマネックス証券一強の状況が続きそうです。
期間限定のキャンペーンもいつまで続くか分からないので、まだの方は今のうちに口座開設してお得に米国株取引を始めましょう。
マネックス証券
マネックス証券はネット証券の先駆けとも言える証券会社で、直近では米国株の取引手数料一部無料化もいち早く取り組みました。
IPOの取り扱い数が豊富かつ当選のしやすさが資金力に関係しない「完全抽選方式」を採用しており、僕もIPO申し込みのために口座開設しています。
資産管理や収益分析などのツールも充実しており、国内株・米国株など様々な投資を行う方にオススメの証券会社です。