管理人は、bybitという最大レバレッジ100倍の世界大手仮想通貨デリバティブ取引所で、ビットコインとアルトコインのレバレッジ取引を行っています。
ビットコインの現物取引にも慣れ、レバレッジ取引をやってみようかとお考えの方に、これまで数々のロスカットなど天国も地獄も見てきた僕が仮想通貨のレバレッジ取引とは何か、からメリット・デメリット、そしておすすめの取引所まで徹底解説します。
投資経験も浅く、まだ仮想通貨(ビットコインなど)の現物を購入したことがない!という方は、いきなりレバレッジ取引に手を出すのはやめておきましょう。
まずは下記記事をお読みになり、ビットコインの現物取引から仮想通貨相場に入りましょう。
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目次
仮想通貨(ビットコイン)のレバレッジ取引とは?
他金融商品を取引したことのある方は「信用取引」「FX」という単語を聞いたことがあると思います。
仮想通貨のレバレッジ取引も仕組みは全く同じで、取引所によって信用取引であるケースとFXであるケースがあります。
仮想通貨(ビットコイン)のレバレッジ取引とは「証拠金を担保に数倍のポジションを持てる」「板取引=信用取引の場合と販売所(2way方式)=FXの場合がある」
証拠金を担保に証拠金以上のポジションを構築できるということは、取引所に借金をしている状態になります。
踏み倒されてしまっては取引所が倒産してしまいます。
そのため、板取引の取引所ではある一定の維持率を下回ると「追証」といい追加入金を行わないとポジションが強制決済されるところが大半です。
販売所形式の取引所では追証を設定せず、資産がマイナスになる前に強制決済されて資産が0になる「ゼロカット」を採用しているケースが多いです。
レバレッジ取引は取引所に借金をしている状態で、相場変動次第でポジションを強制決済される可能性がある、というのは覚えておきましょう。
仮想通貨(ビットコイン)のレバレッジ取引(仮想通貨FX)のメリット
実際に2017年より仮想通貨のレバレッジ取引を行なっている僕が感じた、仮想通貨ならではのレバレッジ取引のメリットをまとめました。
少ない資金で大きなリターンを得られる
現在の日本の仮想通貨市場は最大レバレッジが自主規制団体の方針により4倍に制限されています。
これまで僕が使っていたbitFlyerのビットコインFXは、最大15倍でした。(ちなみに現在使っている海外仮想通貨取引所のbybitは何と最大レバレッジ100倍です。)
レバレッジ4倍と15倍で、得られるリターンの差分を計算してみましょう。
証拠金を100万円 & 1BTC=100万円とし、4倍と15倍で持てるポジションの金額は400万=4BTCと1500万=15BTC。
仮に101万円に値上がりすると、前者は4万円の利益に対して後者は15万円の利益になります。
単純な計算ですが、レバレッジをかける方が少ない資金でより大きなリターンを得られるのです。
利益が大きくなるということは、値動きが逆行すれば損失も大きくなるということなので注意は必要です。
下落相場でも売りから入ることで利益を出すことができる
仮想通貨相場は2017年、間違いなくバブルでした。
2017年12月に1BTC200万円を付けたあと、何と2018年には40万円を下回るまで下落。
最高値でもしビットコインの現物を買い、塩漬けにしてしまえば資産価値は1/5に。
ですが、レバレッジ取引は売りからポジションを持つことも可能です。
信用取引と同じ仕組みで、証拠金を担保に売りポジションを持ち、安値で買い戻すことで差額は利益になります。
下落相場にも対応するためにも、レバレッジ取引はできるようになった方が良いのです。
ビットコイン現物を長期保有する場合はヘッジショート(=両建て)を行うことで資産毀損リスクを減らせる
先程、レバレッジ取引は売りから入ることもできる、と書きました。
レバレッジ取引は、自分でポジションの倍率を変えることができます。
つまり、1倍だって良い訳です。
僕が現在取引をメインで行っている仮想通貨取引所のbybitではビットコインの現物が証拠金です。
そのため、ビットコインが下落すると資産も減少してしまいます。
ビットコイン現物を持っている時に下落相場になったときに「レバレッジ1倍のショートポジション=保有ビットコイン枚数と同数の売り」を持つことで、日本円を持っている状態と同じになります
レバレッジ取引は売りで1倍以下でのレバレッジ倍率でもポジションを持てるので、下落相場で資産を"減らさない"トレードができる、ということを覚えておきましょう。
仮想通貨(ビットコイン)のレバレッジ取引(仮想通貨FX)のデメリット
レバレッジ取引に対して「怖い」という漠然としたイメージをお持ちの方は多いと思います。
メリットで「リターンが大きいが損失も大きくなる」と書きましたが、必要以上に怖がってレバレッジ取引を行わないことは機会損失に繋がります。
普段取引していて感じる、レバレッジ取引を行うにおいて気を付けなければいけないことをまとめました。
急な相場変動により現物取引に比べ損失が膨らむ可能性がある
仮想通貨だから、という訳ではないのですがレバレッジ取引を行うということは、証拠金を担保に数倍のポジションを持つことができます。
先ほどのレバレッジ4倍 vs 15倍でどの程度損失に違いがあるのかまとめてみます。
証拠金を100万円 & 1BTC=100万円とし、4倍と15倍で持てるポジションの金額は400万=4BTCと1500万=15BTC。
仮に99万円に値下がりすると、前者は4万円の損失に対して後者は15万円の損失になります。
後者の場合は証拠金に対して15%の損失を抱えることになり、この損失を取り戻すのは相当大変です。(次回の証拠金が減ることから、出せる利益も減るため)
レバレッジ取引を行うときは「高レバレッジでポジションを持つ時は利確・損切りを短い時間で行う」ことを徹底しています。
追証やロスカットされると借金を背負う可能性がある
レバレッジ取引は取引所に証拠金以上のポジション分を借りてる形になります。
株式投資の信用取引も同じですが、維持率が下がりすぎると「追証」と呼ばれる追加入金を行わないとポジションを強制決済されます。(そうしないと取引所が顧客の損を被って倒産してしまいます。)
追証を超してさらに相場が動くと、「強制ロスカット」されることがあります。
僕は通算5回大きなロスカットをしています。(総額500万円くらい...)
直近だと2019年5月にbitFlyerでのビットコインFXにて、フラッシュクラッシュに巻き込まれてかなり高い位置に指してたショートポジションを強制決済されました。
162万円をビットコインFX用の証拠金に入金していましたが、何と150万円も強制ロスカット...朝起きたら資産が飛んでました。
レバレッジ取引でよくあるのが、相場急変によるロスカットの連鎖で板が極端に薄くなり、通常は維持率50%でロスカットされる(資産は証拠金の40%程度残る)ところが、10%以下しか残っていませんでした。
毎月150万円を証拠金に固定し、利益は現物口座に移していたこともあって被害は限定的でしたが、さらに値が滑っていたら証拠金以上の損失を出して資産がマイナスになっていたところでした。
売りから入れるため上昇相場で損失を出すこともある
レバレッジ取引は売りから取引を開始できるため、下落相場で売りで利益を出すことができるとメリットに記載しました。
ということはその反面、上昇相場にも関わらず売りから入ることで損失を出してしまうこともあります。
これはトレードスタイルが逆張り(値動きに逆らって反発を狙う)か順張り(値動きについて行くようにトレードする)かで異なりますが、どちらでも損する場合があります。
逆張り派は上昇相場の終わりを見極められず、安易な売りを焼かれる。
順張り派も抜けると判断したところが底で反発して焼かれる。
買いは家まで売りは命までと言われるように、レバレッジ取引の売りでの損失は破産者をよく出します。
スワップ手数料やFunding手数料など金利が高くポジションの長期保有に向かない
レバレッジ(証拠金)取引は取引所に借金をしている状態です。
当然、レバレッジ取引のポジションに対して金利が発生します。
取引所により金利の年率や徴収頻度・時間は異なりますが、1日1-3回程度決まった時間に0.01-0.1%程度徴収されます。
レバレッジ取引で金利を取られたくない場合は仮想通貨の先物ポジションを持つと良い
金利がかかってしまうため、長期のポジションを持つには不向きなレバレッジ取引ですが、先物取引であれば金利はかかりません。
元々レバレッジ取引に金利が存在するのは、現物価格との乖離を防ぐためで、先物商品は期日に基準となる現物価格と補正されるので手数料が取られません。
僕はビットコインもアルトコインも豊富な先物商品を取り扱っているBitMEXでの取引で、手数料の損を上手く回避しています。
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仮想通貨(ビットコイン)のレバレッジ取引(仮想通貨FX)を扱う取引所を選ぶポイント
取引環境が良い=サーバーが強固で急騰急落時も注文が通りやすい
レバレッジ取引を行なっている場合、取引所のサーバーが強いかどうかは損益に関わる重要な要素です。
相場の急騰・急落が利益を出すチャンスですし、逆に言うと損失をいち早く解消したいタイミングにもなります。
当然、多くのトレーダーが同様の考えになるため取引所へのアクセスが集中します。
その時に注文が通りやすいかどうかは、トレーダーが生き残るための生命線です。
設定できる最大レバレッジ倍率が高い
レバレッジ取引をする場合は、少ない資金で大きな利益を出すためにレバレッジを高く設定したくなると思います。
仮想通貨取引はまだ総合課税(雑所得)でもあるので、利益を大きく出さないと手元に残るお金は雀の涙になってしまいます。
国内の仮想通貨取引所は最大レバレッジが4倍に統一されていますが、海外だと日本の規制を受けないため100倍に設定できるところもあります。
僕の普段利用している海外取引所のbybitも最大レバレッジ100倍が特徴で、世界大手の仮想通貨デリバティブ取引所の1つとなっています。
(相場急変時でも)スプレッドが狭い
先ほどサーバーが強固であるかどうかが重要だと書きましたが、販売所形式では相場急変時の取引所側の損失を防ぐためにスプレッドが変動します。
板取引形式の場合でも、出来高の少ない=ユーザー数の少ない取引所だと相場急変時に板が薄くて約定の値段が滑ってしまうことがあります。(僕がbitFlyerで損失を被ったのもそれです。)
サーバーの強い取引所では、比較的スプレッドが狭い傾向があるのでセットで確認しましょう。
取引手数料(約定手数料・スワップ手数料)が安い
僕はbitFlyer時代はスキャルピングという、短くて数秒・長くても数分程度のポジションを持つ取引手法でした。
そうすると、1日に何十回もトレードをすることになるため「手数料負け」しないことが大事です。
国内の仮想通貨取引所の手数料は下記記事でまとめています。
番外編:取り扱い通貨ペアが多い
仮想通貨は何もビットコインだけではありません。
アルトコインと呼ばれる、中小の仮想通貨も数多く存在しますので、単純に投資対象を増やすという意味でその取引所の取り扱い通貨数が多いとチャンスが広がります。
仮想通貨(ビットコイン)のレバレッジ取引を扱うオススメの取引所
"国内"仮想通貨取引所なら「GMOコイン」一択!
現在、国内の仮想通貨取引所は軒並みレバレッジ規制のために最大4倍のレバレッジに修正されています。
2019年現在で僕が国内取引所でレバレッジ取引を行うならば、GMOコイン一択になります。
元々大好きだった板取引のできるbitFlyerのBTC FXは、レバレッジ規制による改悪と共にユーザーが離れて板が薄くなり、優位性が無くなってしまいました。
GMOコインは販売所形式(FXの2way方式)ですが、国内最低水準のスプレッドを相場急変時も維持しており、国内取引所の中では最も期待値の高いトレードができると感じました。(現在のbitFlyerのBTC FX=lightning bitFlyerでのFXより、実質スプレッドは狭いです。)
アルトコインのレバレッジ取引も用意しており、国内で仮想通貨レバレッジ取引を行うならGMOコイン一択だと思います。
GMOコイン
国内暗号資産(仮想通貨)取引所で、ビットコイン・アルトコインのレバレッジ取引をするなら「GMOコイン」一択!
BTC,ETH,BCH,LTC,XRPと主要暗号資産を取り扱っていて、GMOクリック証券からの運用実績もある安心の取引所です。
"海外"仮想通貨取引所なら「Binance」一択!
僕が主戦場にしている海外仮想通貨取引所は、世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceです。
アルトコインの取扱数・取引量は世界トップですし、Binance Futuresでは最大レバレッジ100倍の取引を行うことができます。
オプション取引やレンディングなどどんどん新しい取引方法も拡充されており、正直最初にここ以外の海外取引所を使うことは(規制など外的要因が無い限り)無いでしょう。
他記事でも書いていますが、僕は大手仮想通貨デリバティブ取引所であるbybitも併用しており、こちらはメイカーマイナス手数料のためにスイング気味のポジション構築を行うときに利用しています。
Binanceは主要仮想通貨ほとんどの入金が可能なため、国内取引所で何らかの仮想通貨現物を購入する必要がありますが、スプレッドの少なく取引量も多いビットコインでの送金が確実です。
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海外取引所初心者の方は、まずはBinanceに登録してみましょう。
国内取引所と異なり、高いレバレッジや様々なアルトコイン取引、オプション取引など仮想通貨取引の魅力にはまっていくでしょう。
Binance
世界最大の仮想通貨取引所「Binance」は取り扱い仮想通貨数(アルトコイン)が群を抜いて多いです。
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