「ネオモバ」という相性で親しまれている、投資初心者におすすめなSBIネオモバイル証券。
2019年4月のサービス開始以来、既存証券会社とは異なる特徴が人気を博し口座開設数が爆発的に増えており、Twitterなどでも開設して使っているという声を聞くようになってきました。
ネオモバは下記のような方にはおすすめです。
- Tポイントが余っており、ポイント投資から投資を始めてみたい
- 少額投資から始めたいが、買いたい株は高くて買えない…
- 株式の積立投資で優待や配当をもらいたい
株式投資を7年行っている僕が、具体的にSBIネオモバイル証券のメリット・デメリットと感じる点をトレーダー目線でまとめました。
目次
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)ならではのメリットとは
Tポイント投資が可能!元手0でも貯まってるTポイントで投資を始められる
僕は普段、SPGアメックスでマリオットリワードポイントとJALカード Club-AでJALマイルを貯めています。
Tポイントは貯めていなかったのですが、街中の至るところで「Tポイントカードをお持ちではありませんか?」とよく聞かれる、メジャーなポイントサービスです。
ファミリーマートやTSUTAYAなどで使えるTポイント、そのポイントをそのまま投資で利用できたらとっかかりやすいですよね。
ポイント投資が可能な証券会社で国内株式を購入できるのはネオモバ(SBIネオモバイル証券)のみ!
SBIネオモバイル証券ではTポイントでの投資ができますが、実はポイント投資そのものを行える証券会社はほとんどありません。
同じく2019年に開始したLINE証券ではLINE PayやLINEポイントでの入出金ができますが、購入可能な株式銘柄は数百と少ないのがネックです。
しかし、SBIネオモバイル証券は国内株式全ての銘柄を売買可能で、Tポイントでの購入も同様です。
ポイント投資を始めたいと考えている方でTポイントをメインに貯めている方、SBIネオモバイル証券であれば可能です。
1株(単元未満株)の購入は月50万円までの売買で手数料が最もお得に!
SBIネオモバイル証券は国内株式の単元未満株の取引ができ(もちろんTポイントでの単元未満株の売買も可能)、少額投資を行うならとても使い勝手が良いです。
単元未満株の各証券会社の取引手数料はこちらになります。
証券会社名 | 手数料率(税抜) | 最低手数料(税抜) |
SBIネオモバイル証券 | 月額制(月間の取引金額合計) | 200円〜(50万円まで) ※毎月200円分のTポイントがもらえる=実質20円 |
LINE証券 | 日中(9:00~11:20・11:30~12:20・12:30~14:50):0.05% 夜間(17:00~21:00):0.5% |
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SBI証券 | 0.5%/1約定 ※取引金額でテーブル制 |
50円〜/1約定 |
マネックス証券 | 0.5%/1約定 ※取引金額でテーブル制 |
48円〜/1約定 |
単元未満株(ミニ株)の取引手数料が最もお得なので投資初心者が始めるのにおすすめ
先ほどの表を見てもらえるとお分かりかと思いますが、月50万円までの取引金額であればTポイントでほぼ手数料を0円にできるSBIネオモバイル証券1強です。
取引手数料が少ないことは投資家にとってメリットでしかなく、投資初心者の方にもおすすめです。
単元未満株の取引手数料が月額50万円の取引だと安いことを利用した、SBIネオモバイル証券の上手な活用法はこちらをご覧ください。
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SBIネオモバイル証券は1株(単元未満株)で株主優待をもらえる銘柄購入がお得!|取引手数料を安くする売買方法とは
続きを見る
新規上場株を1株から購入できる「ひとかぶIPO」はぜひ応募すべし!
僕はIPO投資を2018年より継続して実施しており、主幹事・副幹事の証券会社に絞って戦略的に応募することで累計100万円近い利益をあげています。
IPOは少額資金で応募でき、銘柄さえ選べばローリスクハイリターンが期待できる優れた投資方法だと考えており、恐らく生涯応募し続けるでしょう。
何と、SBIネオモバイル証券では「単元未満株でのIPO応募」が可能で、これは他の証券会社ではできません。
通常100株での当選ですが、1株〜99株に分割されて当選発表されるため、参加者の数がSBI証券ほど多くない(口座開設者がそこまで多くない)SBIネオモバイル証券は、まだ当選確率が高いと読んでいます。
「ひとかぶIPO」の制度は2019年末に開始した新しいサービスのため、取り扱いIPO銘柄もまだ多くありませんが、これから拡充されていくことでしょう。
僕はSBIネオモバイル証券でも欠かさず、IPOを99株応募することにしています。
株式の自動買い付けが可能!単元未満株をコツコツ積立しよう
SBIネオモバイル証券のユニークな仕組みが「株式の自動積み立てが可能」なことです。
例えば
- 配当や優待目的で特定の銘柄を買い続けたい
- 将来的に値上がりを予想している銘柄を毎日少しずつ買いたい(けれども毎日自分で購入するのは面倒)
といったケースで、SBIネオモバイル証券の株式自動買い付けは非常に便利です。
他の証券会社とは少し違う!ネオモバ(SBIネオモバイル証券)のデメリットとは
クレジットカードの登録が必須 & 毎月200円(税抜)の利用料金がかかる
普通の証券会社は銀行口座の連携を行いますが、SBIネオモバイル証券はクレジットカードの登録が必要になります。
というのも、口座開設をすると毎月200円(税抜)の口座利用料がかかるためです。
銀行の口座維持手数料有料化のニュースを見ている方にとっては「何だ…」となるかもしれませんが、売買金額によってはほぼ手数料0円で利用することが可能です。
毎月200円分のTポイントが付与されるため、手数料はほぼ相殺される!
SBIネオモバイル証券の取引手数料は、売買金額に応じた固定テーブル制になっています。
そのため、月50万円以下の売買金額であれば毎月口座開設のみでもらえるTポイントでほぼ相殺されて、税金の20円分のみの支払いとなります。
他の証券会社であれば取引のたびに0.05%(最低50-100円程度)かかるので、少額取引であればSBIネオモバイル証券はかなりお得です。
取引手数料は売買金額に応じた固定制なので、他証券会社より取引金額によっては割高になることも
先ほどの表の取引金額が51万~300万円のケースを例に取ると、手数料が売買金額ごとのテーブル制のため、取引金額によっては他の証券会社の方が手数料的にお得になることもあります。
- 51万円の取引:1,100円(0.22%)←このケースが高い
- 300万円の取引:1,100円(0.037%)
SBIネオモバイル証券では基本的に月間50万円以下の売買金額に抑えることを意識しましょう。
単元未満株の売買タイミングが即時ではないので注意が必要
単元未満株をお得な手数料で少額から買えるのが魅力的なSBIネオモバイル証券ですが、単元未満株のみ取引タイミングがトリッキーなことに注意が必要です。
注文時間 | 約定タイミング |
0:00 ~ 10:30 | 当日の後場始値 = 12:30 |
10:30 ~ 21:30 | 翌営業日の前場始値 = 翌日の9:00 |
21:30 ~ 24:00 | 翌営業日の後場始値 = 翌日の12:30 |
これは単元未満株を扱うほぼ全ての証券会社で同様で、唯一LINE証券のみ即時取引が可能です。理由を知りたい方は下記記事をご覧ください。
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LINE証券で賢く投資するなら「1株(単元未満株)を株主優待目的で保有」すること|1株購入で優待がもらえる銘柄まとめ
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SBIネオモバイル証券の取り扱い商品は国内株式とウェルスナビ(ロボアドバイザー)のみになります。
米国株や投資信託など、積立投資で流行りの銘柄への投資はSBIネオモバイル証券ではできないため、SBI証券を利用しましょう。
iDeCoは対応しているが、NISAには未対応
(恐らくいずれ対応すると思うのですが)iDeCoは対応済みですがNISAは未対応です。
少額で株式の積立投資ができるのが魅力的なので、積立NISAが可能になると爆発的に人気になると思います。
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)の評判・口コミ
ネット上の口コミでは、日本株の少額取引から投資を始める方で利用されるケースが多いです(実際、僕も1番理にかなった使い方だと思います)。
今日のネオモバ投資。三菱商事1株、コマツ1株、北海道電力1株。
今日もコツコツとネオモバ投資を継続。
ネオモバイル証券の登場で、
1.投資銘柄を決める
2.値下がりしてる銘柄を狙い
3.毎日1株買う
4.いつの間にかリターンを享受という退場しづらい、不敗の方程式の実践が可能になった(^^)
— 長期株式投資 (@budoukamail) February 4, 2020
https://twitter.com/AHBxDssoqqbUcnH/status/1226322673107521536?s=20
まとめ:投資初心者のデビューにおすすめ!月50万円まで好きな株式を購入してみよう
SBIネオモバイル証券は「Tポイント投資」「月50万円までの売買」「単元未満株の購入」「ひとかぶIPOの応募」など、株式投資初心者が行うのに適した投資スタイルを取れる証券会社です。
投資は実際に自分のお金で痛くない程度にやってみることが大事なので、最初の証券会社として利用するのにとてもいいでしょう。
また、既に投資慣れしている方もIPOの応募や単元未満株での積立を行いたいケースにも適しています。