この記事をご覧の方は、楽天銀行か楽天証券どちらかの口座をお持ちの方が多いと思います。
僕は、10年弱の楽天銀行ユーザーで現在でもメインのネットバンクとして愛用しており、楽天銀行無しでの生活は考えられません。
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また、楽天証券も開設して7年以上経ちますが、投資初心者時代からアプリや取引ツールの使いやすさ、そして何と言っても楽天銀行との連携により大変お得になるため、使い続けています。
この"楽天銀行と楽天証券を連携するとお得になる"のが「マネーブリッジ」という機能です。
楽天銀行ユーザーも楽天証券ユーザーもどちらも特典を享受できて楽天経済圏の良さを堪能できる仕組みなので、具体的な設定方法やメリット・デメリットを投資家目線でまとめました。
目次
楽天銀行と楽天証券の連携機能「マネーブリッジ」とは
一般的な証券口座の場合、入金は即時入金か証券口座への銀行振込で、出金は登録している銀行口座へ引き出しを都度行う必要があります。
ですが、同じ楽天グループの楽天銀行と楽天証券どちらも口座をお持ちの場合、2つの口座間での資金の移動を楽に行えるようにする機能が「マネーブリッジ」です。
それだけではなく、この連携を行うことで様々な特典を受けられます。
「マネーブリッジ」でできること・メリットとは
前提、楽天銀行と楽天証券の口座開設が済んでいる状態で設定可能な「マネーブリッジ」は、全て無料で利用できます。
そのため、ただ連携設定するだけで以下の3つの特典を受けることができます。
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マネーブリッジで受けられる1番のメリットが、楽天銀行の優遇金利を受けられることです。
概要 | 銀行名/金利 |
メガバンク・地銀など | みずほ銀行 三井住友銀行 三菱UFJ銀行 りそな銀行→ 全て0.001% |
楽天銀行(通常) | 0.02% |
楽天銀行(マネーブリッジ連携後) | 0.10% |
他ネットバンク | 住信SBIネット銀行:0.010% ソニー銀行:0.001% イオン銀行:最大0.15%(※) GMOあおぞらネット銀行(※):最大0.11% |
※イオン銀行の最大金利は「プラチナステージ」でイオンのクレジットカードをフル活用しないと達成が難しく、GMOあおぞらネット銀行はマネーブリッジと似た「証券コネクト口座」の連携を行う必要があります。
これを見て頂けると、メガバンクと比較すると100倍、ネットバンクの中でも上位の金利を簡単に達成できるのが楽天銀行の特徴です。
現在、窓口機能のある銀行では、金利はおろか口座維持手数料の有料化を議論している状態です。
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それと比較して、無料の楽天銀行 × 楽天証券のマネーブリッジ設定を行うだけで、100倍もの高金利を得られます。
ネットバンクは窓口機能やATMを自前で持たないことや元々手数料収益があるため、口座維持手数料の導入はしばらく無いと予想しており、マネーブリッジ検討中で楽天証券のみ口座をお持ちの方は楽天銀行の口座開設をおすすめします。
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楽天証券のらくらく入出金・自動入出金(スイープ)機能を利用できる
楽天銀行と楽天証券を繋ぐ「マネーブリッジ」を行うことで、楽天証券への入出金が非常に簡単になります。
らくらく入出金とは、楽天証券に楽天銀行より24時間365日即時入金・出金ができる機能です。
投資を行っていると、一刻を争うタイミングで入出金したいことがよくあります。
振込でしか入出金できない場合、投資チャンスやクレジットカードの支払いなどで口座にお金を移さないといけない時に1営業日かかります。
ですが、即時入金・出金ができれば問題ありません。
楽天証券は、マネーブリッジ機能の登録で即時入出金サービスの「らくらく入出金」を利用できます。
また、自動入出金(スイープ)機能もあります。
楽天銀行の口座残高から楽天証券での株式・投資信託の購入を行うことができます。
あらかじめ楽天証券・楽天銀行のそれぞれに残す残高を設定すると、以下を自動的に行ってくれます。
- 楽天証券の預金残高が足りない場合、不足金を自動的に楽天銀行残高から移す
- 楽天証券の証拠金の余りは夜間に自動的に楽天銀行に戻してくれる
これは楽天銀行のハッピープログラムの取引対象のため、ハッピープログラムの会員ステージを上げたい方は設定しておくと良いでしょう。
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楽天証券は使わないし、自動入出金機能は使いたくない...という方もいますよね?
マネーブリッジ連携のみでは、自動入出金機能は勝手に設定されたりしないのでご安心を!(楽天証券をメインの証券会社として利用している僕も、証拠金は自分で管理したいので自動入出金設定は行っていません)
「マネーブリッジ」のデメリットとは
楽天銀行・楽天証券 両方の口座開設を行う必要がある
マネーブリッジのデメリットは無いです!と言いたいところですが、楽天銀行と楽天証券両方の口座を持っていないと設定ができません。
普段投資なんかしないし、証券口座を開くのか...という方もいらっしゃると思いますが、楽天証券の口座開設のみ行うだけであれば無料です。
一度楽天証券の口座開設とマネーブリッジの設定のみ行ってしまえば、楽天証券を使う必要は特にありません。
マネーブリッジの設定方法とは
①楽天銀行の口座開設を行う
マネーブリッジの設定を行うには楽天銀行と楽天証券の両方の口座を持っている必要があります(既に楽天銀行の口座をお持ちの方は②に進んでください)
楽天銀行の口座開設方法は下記記事にて詳しく手順を画像付きでまとめているので、ご覧ください。
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②楽天証券の口座開設を行う
続いて、楽天証券の口座開設を行いましょう。
証券口座の開設が初めての方、ネットから5分程度で簡単にできます。
口座開設してマネーブリッジの設定を行うだけで、得られる特典がめちゃくちゃ多いのでやらない手は無いでしょう。
③マネーブリッジ設定を行う
楽天証券のトップページの「マネーブリッジ」をクリックします。
ここからマネーブリッジの設定を行えば完了です。
↑の画像のようにマネーブリッジが「設定済み」になっていれば、設定は完了です(自動入出金(スイープ)設定は未設定でもOKです!)。
楽天銀行からマネーブリッジの設定ができているか確認する方法
楽天銀行からマネーブリッジの設定が完了しているか確認する場合、トップページの普通預金金利に「優遇適用あり」の表記があるかどうか確認しましょう。
パソコンの場合、マネーブリッジ設定が完了していれば、トップページの下記の部分に表示される金利が0.10%かつ「優遇適用あり」と記載があります。
スマホアプリから確認する場合は、アプリTopページの「>」をクリックします。
すると、マネーブリッジ設定が完了していれば適用金利に「優遇適用あり」と記載され、適用金利が0.10%になっています。
マネーブリッジの注意点とは
マネーブリッジを設定したのに優遇金利が適用されない?毎月1日反映なので翌々月まで待ってみよう
マネーブリッジを適用した瞬間に金利の優遇が始まる訳ではありません。
優遇金利適用の判定は毎月1日に行われ、月末に楽天銀行の登録メールアドレス宛に「優遇金利のお知らせ」というメールが届いたら、翌月から優遇金利が適用されます。
なので、最長2ヶ月近くかかることもあります。
このマネーブリッジは毎月1日の判定タイミングに設定されていればOKなので、一度設定すれば以後はずっと優遇金利が適用されます。
楽天証券の口座を解約するとマネーブリッジ設定も解除されますので、注意しましょう。
優遇金利の利息をもらえるのはいつ?
楽天銀行の金利をもらえるタイミングは毎年2回(3/31, 9/30)になります。
毎月もらえる訳ではないということに注意してほしいですが、預金のみでタダでもらえるお金ですので、気長に待ちましょう。
投資などの資産運用は難しいし怖い...という方こそ楽天銀行×楽天証券のマネーブリッジで優遇金利0.1%をもらおう
投資は利益を出せる人もいれば損失を出す人もいます。
ですが、楽天銀行と楽天証券の連携の設定「マネーブリッジ」を行うだけで、普通の銀行の100倍の優遇金利を受けられるのは、やらない手は無いでしょう。
マネーブリッジでの楽天証券への入出金は、ハッピープログラムという楽天銀行の会員プログラムの取引対象にもなり、ATM手数料や振込手数料の無料回数を付与されたりと、楽天銀行の利用がグッと便利になります。
これを機会にぜひ楽天銀行と楽天証券の口座開設を行い、マネーブリッジ設定を行なってはいかがでしょうか。