2017年からアルトコイン投資を行ってきた管理人ですが、本格的にアルトコインのレバレッジ取引に取り組み始めたのは2019年に入ってからのことです。
これまでは有象無象のアルトコインが機能アップデートや、運営のpump=価格の押し上げなどで毎日数10%値上がりしていた時期で、現物取引のみで精一杯でした。
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アルトコインの現物取引におすすめの取引所|累計利益1200万超えの仮想通貨トレーダーが徹底解説!
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ですが、バブルは弾けほとんどのアルトコインが死に絶えた今、投資対象を厳選しており、その通貨も保持したいというより値上がり・値下がり益を得たいためにアルトコインのレバレッジ取引を始めました。
普段はビットコインFXをやっていたこともあり、2019年現在でおすすめできるアルトコインのレバレッジ取引を行える仮想通貨取引所をまとめます。
目次
アルトコインのレバレッジ取引(FX)を行う上でのポイント・注意点とは
アルトコインはビットコイン以上に値動きが激しく、爆益も狙えますが爆損もしやすく注意が必要です。
現在の仮想通貨市場におけるアルトコインへの資金流入・流出の仕組みを知っている必要は前提ありますが、他にもトレードをするにあたっての注意点や思わぬ爆益を拾うためのコツなども紹介します。
レバレッジは低めに設定(2-3倍で十分)
ビットコインFXでは最大10倍程度までレバレッジを上げている僕ですら、アルトコインのレバレッジ取引では高くて2-3倍に設定しています。
ビットコインが10%暴落すると倍の20%とか暴落してしまうのがアルトコインなので、ビットコインと同じ感覚でレバレッジ設定をしているとロスカットしかねません。
株式投資の世界でもそうですが、時価総額の大きい銘柄ほど落ち着いた値動きを、小さい銘柄ほどボラティリティーの大きい動きをします。
アルトコインのレバレッジ取引を行う場合は、ビットコインの1/5-1/4程度にしておくのが良いです。
”必ず”ストップ注文(損切り)と利確指値を置いておく
これはビットコインFXでも同様ですが、アルトコインFXでは確実にストップ注文と利確指値を置いておきましょう。
アルトコインの資金流入・流出のタイミングは一瞬です。
ビットコインに悪影響のファンダメンタルズが出た瞬間、アルトコインはドカ売りされるからです。
かなり離れた位置に指値しておくと美味しいことも
2019年8月のお盆に11000$から突然9500$までビットコインが下落しました。
この時、僕は10000$ほどでビットコインのロングと他アルトコイン(BCH, XRP)のショートポジションレバレッジ1倍程度で入れていました。
朝起きた時にはビットコインが暴落しながらアルトコインもBTC建てでクラッシュに近い暴落。
これは、BitMEXのXRPの先物の15分足チャートですが、瞬間的に20%ほどの下落をしています。
僕は0.000024の少し上に利確指値を(刺さらないだろうと思いながら)置いておいたら、2BTCほどのショートポジションで何と0.3BTCの利益に。
※BCHは利確が刺さらず、微益でしたが利確しました。BTCはこの時0.25BTCの含み損で、結局決済したのでトータルはそこまで利益出ていません。
こういうことがあるので、アルトコインFXではレバレッジ1倍のヤバい位置の指値を常に置くようにしています。
出来高の少ない(流動性リスクのある)通貨は投資対象から外す
アルトコイン現物の取引でも書きましたが、レバレッジ取引の場合は流動性リスクにより利確・損切りできないリスクを背負うと損失が大変なことになります。
僕が2020年現在メインで使っているbybitでは、トレードするアルトコインはETH, XRPの2つに絞っています。
アルトコインのレバレッジ取引(FX)を行う取引所を選ぶ際の基準・ポイントとは
アルトコインのレバレッジ取引の注意点を見て頂いた上で、アルトコインレバレッジ取引のできる仮想通貨取引所を選ぶ時に気をつけるべき点を、順に紹介します。
①出来高が多い(流動性が高い)か
アルトコインのレバレッジトレードをする上で大事なことが、取引する通貨の板が厚いかどうか、そして出来高が多い=よく取引されているかどうかです。
ビットコインのレバレッジ取引についての記事でも書きましたが、出来高が少ない通貨は利確・損切りの際に大きく損をすることが多いです。
アルトコインは通貨数が多く、レバレッジ取引を行う際にそもそも通貨を選択する必要があります。
後ほど書きますが、僕がメインで使っているbybitで取り扱われている通貨の中でも、出来高の多い通貨に絞っての取引を心がけるようにしています。
②スプレッド・取引手数料が高すぎないか
アルトコインは流動性リスクがあるため、販売所形式(2way方式)だと取引所が損害を被らないようにスプレッドを広く設定しているケースがあります。
また、取引手数料もビットコインに比べて高めに設定されています。
スプレッド・手数料は単純に取引所に徴収されるお金のため、少ないに越したことはありません。
アルトコインのレバレッジ取引を行う場合はできるだけ「取引所形式=板取引 かつ 出来高の多い」取引所を選ぶ必要があります。
③追証制度無しのゼロカット制度か
レバレッジ取引を行うにあたって、必ず気にしなければいけないのが維持率や追証・ロスカット制度です。
レバレッジ取引は証拠金を利用して取引所に借金をしながらトレードをしている状態ですので、レバレッジが高すぎたり損失により証拠金が減ると追証制度が適用されたり、ロスカットされたりします。
取引所が損失を回収するために株式投資などでも証券会社が用意している制度なのですが、取引所の中には「ゼロカット制度」を採用している取引所もあります。
選ぶべきは追証制度より追証無しゼロカット制度、その理由はどんなに相場が急変しても「資金がマイナスにならない=借金を背負うことがない」から
僕は証拠金の大部分(50%以上)を飛ばすロスカットを5回やってます。(大きな損はいつまでも忘れないものですね...)
仮想通貨からレバレッジ取引を本格的に始めたということもあり、2017年の初め(原資金は50万程度)に2回、20万円以上をロスカットされる経験をしました。
損切りの基準も無いままに含み損のポジションを抱え続け、不安な日々を過ごしながら最終的にロスカットされました。
大損失を出した後はどちらも数週間〜数ヶ月、ショックから相場を離れました。
そして、復活した後の2018年にはbitFlyerのサーバーの重さに堪えかね、BitMEXでの取引に挑戦し、当時の日本円にして1回目の挑戦では170万(これはゼロカット)・2回目の挑戦では320万の損切りをしました。
どちらも最高倍率100倍の高いレバレッジ設定ができる取引所に慣れておらず、手数料体系も違う環境下で適切なトレードができず、逆張りでやられました。
そして2019年5月、ビットコインが暴騰を始めた時にbitFlyerで150万のロスカットをしました。
当時70万後半を推移していたビットコインが、レジスタンスを破って80万円台まで伸びたのですが、bitFlyerでは売りの損切りによる買いも相まって売り板が薄くなりすぎて、84万円の指値を貫通して何と100万円まで値段が滑って約定しました。(サーキットブレイクが本来は発動するのですが、処理が間に合わずロスカットが先にされてしまった、不運な形ではありました。)
証拠金は160万円ほど入れていたのですが、実に90%以上も資産をロスカットされてしまい、危うく証拠金がマイナスになり借金を背負うところでした。
※僕は常に、レバレッジ取引の証拠金は150万円程度に固定しており、利益は現物口座に移していたので全資産を持って行かれた訳では無いです。
証拠金維持率50~80%程度で強制決済(ロスカット)される追証制度は一見資産を守ってくれるようで、実はそれ以上の相場変動が起きた時には証拠金がマイナスになるまで約定されず、借金を背負うリスクもあるのです。
だからこそ、BitMEXのようにどんな値動きだろうと「追証無し & ゼロカット」の制度を採用している取引所が一番安全だと考えています。
2020年にBitMEXは日本国内居住者のアクセスを禁止しました。
仮想通貨FXトレーダーの多くはbybitなどの他の高レバレッジ取引所に移住しており、僕も利用しています。
bybit
bybit(バイビット)は100倍レバレッジ・ゼロカットの仕組みを導入した仮想通貨デリバティブ取引所で、世界最大手の取引所です。
アプリがとても使いやすいことや注文がサクサク通る点など、トレーダー向きの取引所で僕のメイン取引所として愛用しています。
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資産がゼロになっても働けば良いですが、マイナスになると破産の可能性も出てきます。
実際にFXでは「スイスフランショック」をご存知の方もいらっしゃると思いますが、数千万円規模の借金を背負って自己破産した人も大勢いると言われています。(何社かの証券会社が顧客の損を回収しきれず、倒産するほどでした。)
僕は仮想通貨FXのみならず、為替(FX)や指数取引でもゼロカットできる取引所でしか逆張りメインのライントレードは今後一生しません。(スキャならポジションすぐ解消するので何でもいいですが)
④レバレッジ倍率が適切に設定できるか
アルトコインFXの場合、ぶっちゃけレバレッジ倍率はそこまで重要ではありません。
というのも、ビットコインよりも値動きの激しいアルトコインでは、普段10倍程度のレバレッジでビットコインFXをしている自分ですら、最大2-3倍程度のレバレッジしかかけません。
なので、アルトコインFXの場合は国内の取引所でも(スプレッドが広くなければ)全然事足りると僕は思っています。
⑤取り扱いアルトコイン数が多いか
レバレッジ取引の可能なアルトコインは、十分な流動性(出来高)が担保できないと相場がクラッシュする可能性がある(=取引所が損失を被る)ため、数が限られます。
そして、そもそもレバレッジ取引に十分な流動性のあるアルトコインはメジャーアルトコインに限られますので、そこまで重要ではなかったりしますが、選択肢が多いに越したことはありません。
主要なアルトコインレバレッジ取引のできる取引所の取り扱い通貨ペアの比較はこちらです。
仮想通貨取引所名 | 取引手数料 (maker / taker) |
取り扱い通貨ペア (レバレッジ取引対応=★) |
最大レバレッジ倍率 | 追証 / ロスカット | スマホアプリ対応 |
bybit(バイビット) | -0.025% / 0.075% |
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なし / ゼロカット | iOS, Android |
Binance(バイナンス) | メイカー:0.02~0% テイカー:0.04~0.02% |
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なし / ゼロカット | iOS, Android |
GMOコイン | 0% / 0% (※スプレッド500-5000円) |
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なし / 75% | iOS, Android |
bitbank(ビットバンク) | -0.05% / 0.15% |
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- | (現物取引のみのため)なし | iOS, Android |
Liquid by Quoine(リキッドバイコイン) |
無料 (※日またぎのポジションに0.1%がかかる) |
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あり / 110% | iOS, Android |
⑥ビットコインFXでの使い勝手が良いか(ユーザー数が多いか)
アルトコインのレバレッジ取引ができるということは、当然ビットコインのレバレッジ取引もできるはずです。
なので、いきなりアルトコインFXに手を出すのではなく、一先ず開設した取引所でビットコインFXをやってみることをオススメします。
ビットコインFXもアルトコインFXも盛り上がっている取引所ができれば良く、同じ取引所内での資金循環などを見て先回りしてポジションを取れたりと有利に動くことができるからです。
アルトコインのレバレッジ取引(FX)のオススメな仮想通貨取引所とは
国内取引所でアルトコインのレバレッジ取引(FX)をするなら「GMOコイン」一択
アルトコインの現物取引の国内取引所の手数料やスプレッド・取り扱い通貨についてまとめた記事でも書きましたが、損益に直結するスプレッドの狭さと手数料の安さ、そして必要十分なアルトコイン取り扱い数を鑑みると2019年現在はGMOコイン一択です。
GMOは証券・CFD・為替などを取り扱っているGMOクリック証券の実績もあり、運営母体も安定していてある程度安心できる取引所です。
僕は後述の海外取引所をメインで活用していますが、もし規制などにより利用不可になった場合はGMOコインを主戦場にします。
GMOコイン
国内暗号資産(仮想通貨)取引所で、ビットコイン・アルトコインのレバレッジ取引をするなら「GMOコイン」一択!
BTC,ETH,BCH,LTC,XRPと主要暗号資産を取り扱っていて、GMOクリック証券からの運用実績もある安心の取引所です。
海外取引所でアルトコインのレバレッジ取引(FX)をするなら「Binance」一択
僕が現在メインで利用しているのが、世界最大の仮想通貨取引所のBinanceです。
Binance Futuresは最大レバレッジ125倍、主要アルトコイン(ETH, LTC, XRP, BCHなど)に加えて他アルトコインも網羅、出来高が多く流動性リスクによる損失リスクも低く、ゼロカット制度も導入されている最強の取引所です。
日本からのアクセスが禁止される、などされない限り仮想通貨のレバレッジ取引はBinanceを使い続ける予定です。
Binance
世界最大の仮想通貨取引所「Binance」は取り扱い仮想通貨数(アルトコイン)が群を抜いて多いです。
現物取引のみではなく「Binance Futures」では最大レバレッジ125倍の取引もでき、IEOへの傘下やオプション取引もできるセキュリティーも堅牢な世界最強の仮想通貨取引所です。
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