新しい生活様式を強いられるようになり、手洗いやうがい、アルコール消毒といった"かからない"ための対策は皆さんやられていると思います。
ですが、国内感染の広がりに歯止めが利かなくなっている今、"かかった"時の対策を皆さんされていますか?
僕もそうですが、会社員の方は強制的な14日間の自宅待機、症状次第では長期入院を強いられます。
普通の風邪より肺炎など重症化リスクが高いと言われており(若者でも重篤化するリスクが高い上、高齢者の方や基礎疾患をお持ちの方は厳重警戒が必要)、各国が対策に躍起になっていますが、罹患後の補助はまだ充実していません。
勤務先の休業手当が充実しており有休以外に別で休みを取れる!とかはほんの一部の大企業のみで、大多数の企業では"自主的な"有休消化か欠勤扱いになるのではないでしょうか。
休業手当が無い場合、申請すれば傷病手当金をもらうことができますが、僕は足らないと感じたので20代のうちに入ろうと検討していた終身医療保険への加入を急ぎ、無事間に合いました。
その理由をまとめます。
目次
なぜ家計対策に「医療保険加入」が必要なのか
既に日本政府は「医療崩壊させないように軽症患者は自宅待機・重症患者を治療、緩やかに罹患者が増えるが、次第に免疫がつき終息」させる方向に舵を切っています。
そのため、今は特定できているクラスターが特定できなくなり、予防のため自粛・自宅待機をしていても食料など必要な外出で罹ってしまう可能性もいずれはあるかもしれません。
となると、かかった先のことを考えて動く必要があると僕は強く思っています(マスクの自宅在庫も後30-60日程度しか無く、無くなったら感染も時間の問題かな...と諦め気味です。早くマスク在庫復活してほしいですね...)。
一度陽性と判定されると、14日間の出勤停止に加え症状が悪化すると肺炎を発症し、最悪、人工呼吸器を付けた入院が必要になります。
大事なのは「普通の風邪より圧倒的に入院する可能性が高い」ということです。
働けないリスクが高い病気は家計をモロにヒットするので厄介です。
企業の休業手当があてにならない場合、傷病手当金は平均日給の6割しか出ない
治療費・入院費については、指定感染症のため公費で支払われるため支払いの必要はありません。
ですが、その期間に仕事を休んだことによる金銭的な損失保障はまだ整備され始めている段階で、2020年4月現在の現金給付対象は住民税非課税世帯のいみ対象と、大半のサラリーマンには縁遠いです。
あなたの会社の休業補償、どの程度充実していますか?
超大手ホワイト企業だと有給休暇とは別に傷病休暇がありますが、大半の企業は有給休暇のみではないでしょうか。
直近転職予定 & 有休が余りまくっているなら使うのも構わないと思いますが、14日間強制的に有休使わされるのはシャクですよね。
有休は企業が強制的に使わせることは法律上できないですが(実際は空気的に使わざるを得ないことが多いと思います)、その場合は健康保険から傷病手当金というのを申請すればもらえます。
参考リンク①:自宅待機、会社は休業補償をしてくれるのか(ダイヤモンドオンライン)
参考リンク②:休業「会社員」は結局いくらもらえるか(東洋経済オンライン)
上記リンクを見てもらえると分かりますが、休業補償を受ける場合は会社によりますが法的には直近3ヶ月の平均給料の6割以上を支給すればよく、休業補償が適用されない場合の健康保険からもらえる傷病手当金は世の平均月収(28万円)の6割のMAX17万円弱しかもらえないのです。
これでは生活できなくなる可能性もありますよね。
ディズニーランドのキャストが休業補償で月5万円程度しかもらえず困窮というニュースも...
ディズニー休園でキャスト「手取り月5万円、生活ムリ」(朝日新聞)
休業補償は当然アルバイトでも貰う権利がありますが、元々の給料が低い場合は生活苦に直結するケースもあります。
このようなニュースは今後どんどん増えるでしょう。
オリエンタルランドのように、母体が体力のある会社であれば一時的な休業になるかもしれませんが、倒産してしまうところも増えてきます。
そんな時に感染・入院も重なれば、本当に本当に家計的に厳しいです。
就業不能保険は適用外
なぜ僕が家計対策に「医療」保険に加入したかというと、他に適用対象となる保険が無いからです。
就業不能保険はうつ病など長期に渡って勤務できない状況が続かないと保険適用対象外で、特効薬の無い重くなりやすい"風邪"には適用されません。
医療保険でも、隔離・症状に付随する処置などを受ける入院費の補償のみですが、傷病手当金とセットにすれば出費を最低限に抑えた上で治療に専念できます。
終身医療保険の選び方
僕は保険の専門家ではないですが、投資家目線でRoR(リスク=保険料 or リターン=補償内容の天秤)が最もちょうどいい保険を選びました。
20代と若く、後々プランの変更をすれば良いという前提で僕の考えていた条件は下記です。
- 「終身」医療保険である=補償は一生涯、65歳までで払込満了
- 入院費日額5,000円、手術50,000円などベーシックな補償内容
- 先進医療特約付与(1,000〜2,000万)
今回のケースでは2つ目が適用されます(手術を行うケースは無いと思うので、入院費の補償を受けたかったのです)。
価格.comの保険比較から選ぶ
現在は外出自粛期間ですので、解除されるまでは一先ずネットで情報収集するだけにしましょう。
後ほど記載のFPへの相談は、外出自粛期間が落ち着いてからにすべきです。
僕は価格.comの保険比較サービスを見て、気になる保険会社の保険内容を片っ端から調べて決めました。
https://hoken.kakaku.com/insurance/
ここで自分に合いそうな保険が見つかれば、ネットで申し込み可能なものもあるので申し込むと良いでしょう。
医療保険は十分吟味して決めるべき!プロの無料アドバイスを受けるのも手
医療保険はそう何度も変更したり解約するものではありませんし「保険は家の次にお金のかかる買い物」と言われています。
若い時期に将来を見据えた保険への加入をし、必要な時に保険適用してもらうだけです。
一度きりの意思決定とはいえ、人生で支払うお金は総額数百万円にのぼるため、慎重に決めるべきです。
ネットから無料の保険相談の予約をし、無料で専門家の意見を聞くことができるので、日頃めちゃくちゃお金周りに詳しい!という方以外は相談してしまうのがおすすめです。
考える手間も省けますし、考えた結果が正しいかも分からない中、終身医療保険に総額数百万円も払う契約を結ぶのは怖いですよね。
この機会に保険の加入を検討してみるのはいかがでしょうか。
カフェや自宅での相談を受け付けているので、外出自粛期間が落ち着いたら相談予約をしてみると良いでしょう。
外出自粛期間中は、相談員の方も外に出るべきではありません。
"必ず" 外出自粛の状況が変わってから相談予約をしましょう。