IPO株は通常の株式とは購入・売却方法が異なります。
買い方に関しては特に異なり、ブックビルディング方式の抽選に参加し、当選したら購入意思表示(購入手続き)を行う必要があります。
この購入手続きを行い忘れると、一定期間IPO株の抽選参加の権利が剥奪されたりします。
売り方も証券会社により異なり、色々な証券会社の口座を開くと分からなくなると思います。
この記事では、IPO株の買い方と売り方について、一般的なやり方と守るべきポイントについてまとめます。
目次
IPO株の買い方=ブックビルディング方式抽選への参加・購入意思表示(購入手続き)の方法
IPO株を購入するには「ブックビルディング方式」を採用している抽選に参加する必要があります。
証券会社により資金(公募価格×購入株数)を入れておく必要のあるタイミングが異なり、以下2種類があります。
- 抽選参加タイミング
- 抽選参加時は入金必要無し、抽選タイミングの前に入金
抽選日時点で資金が入っていないと、証券会社も当選を出しても購入してくれないリスクがあるので、無効になります。
基本的にどの証券会社でも、抽選参加時に入金しておくのが(忘れるのを防ぐためにも)必須です。
IPO株投資といえば、取り扱い銘柄の多いSBI証券で抽選参加のやり方を実際に解説!
SBI証券にログインすると、トップページの「国内株式」>「IPO・PO」へと進みます。
その後、「新規上場株式ブックビルディング / 購入意思表示」をクリックします。
すると、新規上場株の一覧画面に行くので、各銘柄の「ブックビル申込」から申し込みを行うことができます。
※本記事執筆時点は年末のため、本年の新規上場株の申し込みが終了していました。通常は「ブックビル申込」の項目に「申込」と出ます。
その後、予想公募価格に対して満額(ストライクプライス)で何株買うかを選択し、抽選参加完了です。
SBI証券
IPO株で利益を出す鉄則「初値売り」をするための売り方とは
IPO株にいざ当選!あとは売却して利確しよう、となると思いますが、売却タイミングはいつが良いでしょうか?
管理人はIPO株売却タイミングを「初値売り=新規上場日の寄りで売り」にして、確実に利益を出す
別記事で、IPO株は初心者にもオススメの投資方法だと書きました。
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IPO株投資とは株式投資初心者におすすめなローリスク・ハイリターンの投資手法!メリット・デメリットとは
続きを見る
チャートを分析する、つまりテクニカルを知っている必要が無く、銘柄分析、つまりファンダメンタルズを業績などから判断する必要の無いIPO株は、発行枚数とジャンルで購入可否を選定します。
となると、上場後の値段が付いたタイミングが公募価格より高いことを読んでの投資手法です。
その後の値動きがどうなるかは、購入段階で頭に入れていません。
投資の原則は「期待値の高いトレードをする」ことなので、上場後の寄付きで売るべきなのです。
※本当はVC比率やロックアップ期間(創業者など大株主が売り出せるタイミング)などを見て、上場後にトレードします。
上場後の値動きは一切見ません。
見ることは時間の無駄ですし、新たなIPO株の投資先を見つけることに時間を割いています。
トレードは「もっと利益伸ばせたのに…」とか感情を入れることが1番ダメです。
管理人も人間なので、初値売りしたIPO株が数倍になっているのを見ると、投資に慣れているはずの自分でも心が揺らぎます。
なので、投資対象から外した銘柄の値動きはあえて見ないようにしています。
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IPO株で利益を出す鉄則「初値売り」とその後の値動きに対する考え方とは
続きを見る
IPO株投資は、とにかく地道に続けることが大事です。
皆さんもぜひ管理人と一緒に、お宝IPO株を当てて勝利の美酒に酔いしれましょう!